Member’s Interview
"仕事を楽しむ"がモットー。20年間の人事経験を活かしたリモートワークにおけるチームづくり。

プロフィール
山口 美惠子
2024年4月入社ホテル接客、スキー場DJ、結婚式場司会など、サービス業で幅広い経験を積む。結婚を機に事務職へ転向し、労働基準法に興味を持ったことから人事労務の分野にキャリアチェンジ。その後、東京から長崎へ移住し、パチンコ店本部で人事部門の立ち上げに従事。採用から退職までの人事関連業務全般をゼロから構築。約20年間の人事経験を経て、2024年4月にクルーとして入社。家族は父親と16歳年下のパートナーとの3人暮らし。
転職の理由と入社の決め手
これまでは長崎のパチンコ店における人事部門で20年間、本社勤務していました。採用から退職までの人に関わる業務すべてを、ゼロからつくり上げてきた自負があります。高卒採用において、九州の高校ではちょっと有名人かもしれません(笑)。
しかし、やりがいは感じていたものの、退職を考え始めるきっかけがありました。それは、本社移転によって通勤距離が長くなったことや、人事領域全般に加えて総務担当のオファーがあり業務負担が増える想定であること、またなかなか頑張っても昇進や昇給が見込めないことなど、さまざまな要因が重なってしまったんです。「これからも長く働きたい」と考えていたので、働き方を見直さざるを得ない状況になってしまいました。
最初は年齢的に転職は厳しいだろうと思っていました。でも、ダメ元で転職サイトに登録してみたところ、「Chatwork アシスタント」の求人を見つけたんです。フルリモートでの勤務が可能なことと、自分の得意分野である人事労務系の仕事だったことが、応募のきっかけでした。
企業サイトを見てみると、当時、新しい分野で立ち上げたばかりの部門での募集だと知り、その点にも強く惹かれました。いくつかフルリモートで募集している企業に応募しましたが、その中でも、面接で会った採用担当の方に「一緒に働きたい」と思いをもって言ってもらったことが本当に嬉しくて。今でもその時の気持ちを鮮明に覚えています。
今している仕事の概要
現在は労務チームでセクションリーダーを務めています。仕事内容としては、チームメンバーの状況を確認することがメインですが、自分自身も複数案件を担当しています。また、新規案件のご依頼があった場合、キックオフミーティングを担当するほか、これまでの人事領域での経験を活かして、クルーに向けたオンボーディングの内容や業務の進め方などを上長に提案することもあります。
セクションリーダーとして特に心がけているのは、チーム内コミュニケーションの活性化です。リモートワーク環境では、物理的に離れている分、日常的なコミュニケーションが取りづらくなりがち。そこで私は、定例会議を単なる業務連絡の場ではなく、メンバー同士が交流できる場として活用しています。
たとえば、チームメンバーは日本全国に散らばっているので、その日の天候や地域の話題で雑談するところから始めてみたり。たった30分でも、顔を見ながら話すことで、メンバーの心理的安全性も高まっていると感じています。
また業務上、工夫しているのは「分からないから教えて」と気軽に言える環境づくり。チャットで済むような内容でも「ちょっとMeetつなごうか」と、オンラインで気軽に15分話すなど、意識してコミュニケーションを取るようにしています。それによって、今どんなことにつまずいているのか、どんな表情をしているのか、体調はどうなのかなど、チームメンバーの様子を把握し、適切なサポートをすることにつながっていくんですよね。
今の仕事でのやりがい
上長が裁量権を委譲してくれるため、やりたいと思ったことを実現できる環境です。そのため、モチベーションが自然と高まり、やりがいにつながっています。これまで20年間、人事領域で培ってきた経験を、そのままダイレクトに業務に活かせているのも大きいですね。
また、私が仕事をする上で大切にしているモットーは「仕事を楽しむ」ということ。これは20代で結婚式場で働いていた時から大切にしているんです。きっかけは、いつもニコニコと笑顔で仕事をしていた専属司会者との出会いでした。その司会の方に「いつも笑顔ですね」と声をかけたとき「仕事は楽しんでやるのが一番だよ」という言葉をもらいました。
そのときはピンと来なかったのですが、当時、バックヤードは殺伐とした雰囲気が漂っていて、自分も仕事を辞めようかと悩んでいたほどでした。でも、その専属司会の方と式を担当する時は不思議と楽しくて、次の仕事が待ち遠しくなったんです。
この経験から、つらいことは続けるのが大変だけど、楽しいことは不思議と続けられる。だから、「何が楽しいのか」「何が嬉しいのか」というプラスの部分にフォーカスした方が、仕事そのものが楽しくなると気づきました。
だからこそ、常にポジティブな視点で仕事に向き合い続けたい。今でも自分が大切にしているこのモットーを、チームメンバーのみなさんにも伝え、楽しんで仕事をするチームづくりに貢献していきたいと思っています。
趣味やプライベートについて
プライベートでは家事がメインで、趣味は創作料理をつくることと編み物です。
料理の腕前は母親譲りかもしれません。過去を振り返ると、初めてカレーをつくったときのこと。カレーが水っぽくなってしまって、母に相談したら「ジャガイモをすりおろしてみれば?」とアドバイスをもらいました。それでとろみがついたんです。この発見が、私に料理の面白さを教えてくれたきっかけでした。
今は、外食したときに美味しかったメニューを見よう見まねで自宅で再現したり、YouTubeやTikTokで見た料理を自分なりにアレンジしたり、自分流に多国籍料理をつくったりしています(笑)。たとえば「豆板醤を入れれば中華っぽくなる」といった気軽な発想で楽しんでいます。何も文句を言わず食べてくれている父とパートナーには本当に感謝ですね。
編み物は、集中して頑張ればセーターなら3日間くらいで仕上げられます。ただ、最近は編み物をする時間がなかなか取れていないんです。ご近所さんに頼まれてシュシュや子ども用の帽子を編む程度で、大作はつくれていません。もう少し自分の時間をつくって、編み物に没頭したいなと思っています。
未来の仲間に対して一言
入社して毎日思っていることがあります。それは「なんでこんなに良い人ばかりが勤めているの?」と(笑)。本当に、日本中の良い人が集合しているんじゃないかと思うくらい、温かくて優しくて親切な人しかいない職場なんです。フルリモートだとコミュニケーション不足が心配という声をよく聞きますが、まったくそんなことはありません。逆に出社していたときより密なコミュニケーションが取れているかもしれません。
また、得意なジャンルで働けるというのも大きな魅力ですね。私の場合は、20年間培った人事経験を存分に活かして働けていると思います。複数社の担当を持ちますが、業務のアサインも単に業務配分するのではなく、一人ひとりの適性や現在持っている案件との兼ね合いなども考慮され、丁寧にマッチングしてもらえます。
チームとしての目標を端的に表現すると、個人的には「牛丼チェーン店のようになりたい」と考えています。一見、意外な例えかもしれません。
「うまい・早い・安い」のように効率的でありながら、高品質なサービスを提供できるチームになっていきたい。そのためには、チームメンバー全員がプロフェッショナルになることが重要だと考えています。
特に力を入れたいのが、人材育成です。経験が浅くても「Chatwork アシスタント」のクルーになったらプロフェッショナルになれる、そんな仕組みをつくりたいんです。未経験者だからこそ、私たちが当たり前だと思っていることに新しい視点を持ち込んでくれる。それが、チーム全体の成長につながると信じています。
良い仲間に恵まれ、働きやすい仕組みがあり、自分自身もチャレンジし続けられる。そんな環境があるので、私は定年退職の日を迎えるまでお世話になろうと思っています(笑)。